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ADI-2 Pro:RCA変換アダプターや基準レベル設定についてのFAQ

掲載日:2016/12/02

ADI 2 Pro はプロフェッショナルな制作現場のみならず、自宅のステレオ・システム環境でも最高のパフォーマンスを発揮します。 このFAQでは、ADI-2 Pro 本体をRCA 端子を搭載する機器に接続する場合や、入出力の基準レベルの推奨設定などについての疑問にお答えします。

adi-2 pro

RCA端子を搭載するオーディオ機器にどうやってADI-2 Proを接続するの?

phono_to_rca_adapter

6.35mmのモノ・プラグからRCAへ変換するアダプターを用意します。背面の入力と出力にアダプターを接続します。これで既存のRCA ケーブルをADI 2 Proで使用できます。 アダプターは常時差し込んだままでも問題ありません。

また、片側の端子が6.35 mm のモノ・プラグで、もう片方がRCA端子になっている変換ケーブルも問題なく使用できます。

変換アダプターを使うことによって音質は低下しますか?

いいえ、低下しません。これには2 つの理由があります。ADI-2 Pro の入力のインピーダンスは9 k Ωの高さがあるため、たとえ高めのインピーダンスの出力を搭載する旧型のオーディオ機器(最大1k Ω)と接続したとしても、その機器に負荷を掛けすぎることがありません。そして、最近の機器に関しては1 k Ωよりも大幅に低い出力を備えているため、さらにこのことが当てはまります。また、ADI 2 Proの入力はバランス(XLR)信号を送っても、アンバランス(モノ6.35 mm)信号を送っても、全く同じ技術仕様になるように設計されています。その上、RME のサーボバランス入力は自動レベル補正を行うため、基準レベルも同一になります。

出力についてもアダプターによる変化は全くありません。技術仕様に関しても動作に関しても同一です。ADI-2 Pro の出力は、問題なくRCA入力に接続できます。

アンバランス接続(RCA)を使用しても、引き続きADI-2 Proのバランス設計による恩恵は受けられますか?

はい。 その理由は、アンバランスの入力信号は最初の入力段の直後に内部でバランス信号に変換されるためです。RMEの出力は、特別に開発されたサーボバランス型のDACのフィルターを使用し、これにより両方のバランス・デザインのパスが完全なノイズや歪み比を持つことができます。そのため、バランス型のXLR出力をアンバランスで使用しても(ひとつのピンを切断)、すでに本体内で必要な信号の最適化が行われているため、技術仕様は保たれます。典型的なRCA出力、つまりアダプターを接続したTS端子の場合、バランスからアンバランスへの追加の変換は出力で直接行われます。これらの取り組みが、ADI-2 Proの卓越した音質を、すべての操作や接続のシナリオで保証しています。

ADI-2 Proを使用する際に推奨するレベル設定は?

ADI-2 Pro はプロフェッショナルな機器のため、標準のオーディオ機器ではあまり見る事の無い+24 dBu(12.24 V RMS)までの入出力レベルを提供しますが、4つの基準レベルを使用できるため、それが問題になることはありません。オーディオ機器での使用時は、+4 dBu(1.78 のdBV または1.23 V RMS に相当)をお勧めします。この設定にすると、ADI-2 Pro の出力レベルが一般的なCDプレイヤーと同様になります。それでも少し低い場合は、+13 dBu(10.8 dBV、3.46 V RMS)に変更してください。

基準レベルのの変更は、フロント・パネルの[I/O]ボタン – [Main Output 1/2] – [Settings] – [Ref Level]で行います。

入力レベルについては、入力する機器の出力が弱くて基準レベルの+4 dBu が低すぎる場合は、フロント・パネルの [I/O]ボタン -[Analog Input] – [Trim Gain] を使用して6 dBまでレベルを増幅することができます。

このように低いレベルだと、ノイズが大幅に増加しませんか?

通常はそうですが、ADI-2 Proは違います。基準レベルの切り換えは、ハードウェアのアナログ領域で行われます。ADI-2 Proの回路は例え+4 dBuであっても、最大に近いS/N比に最適化されています。詳細な値についてはADI-2 Pro製品ページをご参照ください。

入力のS/N比はRMEの無料ツールDIGIcheckの Bit Statistics & Noise(ビット統計&ノイズ) 機能を使用して、誰もが検証することができます。DIGICheckの詳細については DIGICheckダウンロード・ページ または、製品付属のユーザーガイドをご参照ください。

※ご注意:S/N比やダイナミックスを計測する場合には入力を短絡する(0Ω)必要があります。

+4 dBu でノイズの比率をたとえ1 dB でも減少させることはエンジニアリングにとって非常に大きな功績です。しかし、実際にDIGICheck を使用してADI-2 Pro の入力に他の機器を接続すると、発生される基本ノイズやハム・ノイズを実測することができます。特にオーディオ機器の値については、実際に紹介されている値よりも大幅に高い場合も少なくありません。